『無』の世界『0=∞=1』~新技術nTechを活用したLife Styleの提案~

『無』の世界『0=∞=1』を、nTech(認識技術)を使って活用応用した生き方やnTech(認識技術)とは何かをわかりやすくご紹介します。

さとり世代 と バブル世代

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『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として

活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。

今日は、先日書いたblogの記事で、

『観点の不完全性』の職場の例えで書いた、

世代間の観点の違いによって生まれる問題の背景を書こうと思います。

そのblogは、こちらです。

kou-shinsekairoute.hatenablog.com

①世代間ギャップを埋めて疎通交流を起こすには?

世代間の考え方のギャップで、新入社員など若い世代の人に、
物事を教えるときに、自分が言わなくても分かるよね的な、
今まで自分が当たり前や常識だと思っていたことも口に出さないと、
新人に伝わらなかったり、
伝えてもきちんと伝わらない事はないでしょうか?

なぜこんな事が起こるのでしょうか?

ただ、観念的に相手を認めればいいんだ、とか
相手を大きな広い心で許すのがいい、とか
自分の考えの中で✖から〇に変化させても、
無意識では、相手を本当に心から受け入れたり、
理解することができないので、
本当の意味で、まったく観点の違う相手と、
疎通・交流することが難しいです。

本当に相手と理解、疎通、交流をするには、
相手の観点がつくられた背景(時空間)と、
その時空間によって生まれた観点を理解した時に、
相手の考え、感情、言葉、行動、人間関係を
理解することができるので、
深い世界から共感・共有を起こすことができます。

②世代間のギャップがなぜ起こるのか?

では、世代間の価値観、考え方、生き方のギャップが
なぜ生まれるのか?

さとり世代とバブル世代を、例えにしてみたいと思います。

例えば、
「お金」にたいする価値観に対して、
バブル世代とさとり世代は、大きな価値観の違いがあります。

これは本人の問題だけではなく、
観点が形成される幼少期の育った環境で、
価値観、考え方、生き方の根本をつくっていく観点が形成されます。

③バブル世代の背景と特徴

では、「バブル世代」と「さとり世代」は、
どんな時代背景と特徴があるでしょうか?

「バブル世代」とは、

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バブル景気の売り手市場となっていた
1988年-1992年に新入社員となった世代です。
生まれた年は、1965-1969年になります。

1988年-1992年の日本はバブル景気と呼ばれる好景気でした。

そんな、バブル時代の人たちは、
どのような共通点や特徴があるのでしょうか。

好景気の中で社会人となって生きてきた「バブル世代」は、
受験戦争や就職戦争などの
競争を勝ち抜いてきた経験がある世代だけあって、
そのエネルギーは年下の世代よりパワフルです。

受験や就職で戦い、バブルでお金が溢れていた時代を経験してきたため、
行動もいい意味で大ざっぱです。

例えば、
「金なんて気にするな、メニューを端から持ってこい」
「こんな安いものを頼んでどうするんだ、もっと高いものを頼め」
なんていう今の感覚からすれば、金遣いが荒くみえますが、
バブル時代を生きた世代だから、その様な観点が育ちました。

コミュニケーション能力が高い
学生~30代になるまでの多感な時期は、
インターネットなどは存在していません。
だから、常に人の中で育ち、
エネルギーを発散させてきたバブル世代は、
コミュニケーション能力が高いです。

そして、自分の頑張りを人にも求めてしまいます。

例えば、
「みんな俺と同じくらい頑張れ」と言ってしまうのが、
このバブル世代のコミュニケーションです。

金銭感覚はズレているが、お金持ちが多い
バブル世代はお金があふれている時代に生きてきました。
お金は気が付いたら財布に入っていて、
使っても使っても使いきれない経験をしてきた人も数多くいます。

お金を持っているということがステータスになるため、
身に付ける服や装飾品はいいものを着こなします。
とにかくお金を使うことを惜しみません。
そして、収入もステータスになっているので、
収入には妥協せず、それに対しての努力もします。
だから、物を選ぶ時は高いものを選びます。

これはバブル世代が高いもの=いいもの
という価値観を持っているからです。

男は男らしく、女は女らしくというイメージがある世代です。

たとえば、
「誘うのは男のする仕事」「嫁は家で仕事するもの」
などの価値観を持っています。
なので、自分の価値観を信じて疑わないため、
価値観がずれている時は戸惑います。
「男が女を誘う」というのは、
バブル世代の絶対条件だったため、
若い世代の草食系男子などを見ると、
価値観の違いに困惑してしまいます。

 

④さとり世代の時代背景と特徴

悟り世代は、
1980年代半ば以降に生まれで、
主に2002~10年度の学習指導要領に基づく
ゆとり教育」を受けた世代に当たります。

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そんな「さとり世代」の時代的な環境は、
どんな環境だったでしょうか?

1991年3月~1993年10月までの期間をバブル崩壊と言われています。

この時期から、日本全体が「失われた20年」と言われる程の
経済不況に突入していくため、
1980年代後半以降の「さとり世代」は、
高度成長期後のモノが十分に行き渡っていた時代に生まれ、
物心ついたときから、日本社会は不景気の状況のため、
不況しか知りません。

当然、不況なので、大手の会社でさえ、
いつどうなるか分からないような状態のため、
いきなり雇用を切られたり、会社が倒産するなどの、
予測不能な、不安定な社会のエネルギーになっていきました。

そのため、
バブル期の心の状態から大きく反転し、
心から安心、安定を得ることが難しい時代
日本全体が突入していきました。

その時代的な心の影響を物凄く受けているのが、
この「さとり世代」の人たちです。

そんな時代背景の中で生まれた「さとり世代」なので、
具体的な特徴として、
「車やブランド品に興味がない」
「欲がなく、ほどほどで満足する」
「恋愛に淡泊」
「海外旅行に関心が薄く、休日を自宅やその周辺で過ごすことを好む」
「節約志向で無駄遣いはしないが、趣味にはお金を惜しまない」
「様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない」
などが挙げられます。

一方で、情報通信技術の進歩と共に、
当たり前のようにインターネットに触れてきました。

このように、成熟した時代に多くのネット情報に触れる中で、
比較対象もインターネットが無かった時代と比べて、
地域の範囲ではないので、世界との比較になっていくことで、
どれだけ頑張っても、一番になる事は難しいので、
相対比較もすごく、自己否定感を持っている人が多いです。

そして、現実的な将来を見通して悟ったようになり、
無駄な努力や衝突を避け
過度に期待したり夢を持ったりせず、
浪費をしないで合理的に行動するような特徴があります。

 

このような時代的背景の違いから、
単語ひとつの持つイメージ、考え、感情、言葉、行動、
人間関係を構築する基準になる「観点」が変わっていきます。

 

今の時代は、昔の10年間と違い、
目まぐるしいほどの変化が激しい時代になっています。

 

時代が行けば行くほど、同じ日本人だとしても、
まるで、考え方、価値観の違う、世代間のギャップが
どんどん激しくなっていきます。

この世代間の価値観の違いから起こる
コミュニケーションや人間関係の問題を解決していくためにも、
『悩みが生まれる根本原因』を知ることがすごく重要です。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。