観点の問題 職場編【自発性/他発性】
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『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として
活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。
先日のblogで、無意識の『固定観点』が生まれる仕組みについて書きました。
詳しくはこちら
kou-shinsekairoute.hatenablog.com
①観点の問題全体象
観点が生み出す問題は大きく6つ対称性であります。
1.非認知/認知
2.異質性/同質性
3.固定性/流動性
4.自発性/他発性
5.否定/肯定
6.不完全性/完全性
今日は、4番目の観点の問題の『自発性』と『他発性』について、
書こうと思います。
②職場である観点の自発性について
観点の『自発性』は、自分で観点をつくるという特徴があります。
自分がつくった観点を、人に共有することができないので、
孤独になりやすいです。
職場で言うと、会社の社長が考えた経営理念などが、
この『自発性』になります。
③観点の自発性の問題
では、『観点の自発性』が生み出す問題とは何でしょうか?
例えば、みなさんは、今自分が勤めている会社の経営理念を、
きちんと人に伝えることはできるでしょうか?
そして、社長の考え方と全く一緒の考えかたをして、
同じ判断をすることができるでしょうか?
この『観点の自発性』から起こる問題は、まさにそこにあります。
社長やプロジェクトのリーダーなどは、
自分が考えた観点を相手に伝えようと思っても、
同じように伝えることができない限界があります。
他の人に自分の観点を伝えることが難しいので、
中々相手に伝わりにくく、分かってもらえないので、
どんどん孤独になっていきます。
よく、社長やリーダーをしている人の気持ちが
孤独になっていくのは、この問題があるからです。
そして、0から自分で立ち上げた会社を、
自分以外の人に継承する、後継者継承問題などが、
この問題の原因になります。
そして、職人系の仕事や感覚的な仕事をしている人も、
自分でつかんだ感覚を人に言語化して伝えることが難しいので、
共有することができない限界も、この問題につながります。
④職場である観点の他発性について
観点の『他発性』は、他人がつくった観点で生きる生き方です。
基本的には、自分で独自の観点をつくれる人は少ないです。
『観点』は、知れば知るほど、とても深いものです。
例えば、
単語一つひとつも観点ですし、
五感覚で見たり、聞いたりするのもすべて観点が働いています。
では、職場での他発とは何でしょうか?
始めての仕事場で、仕事のやり方を教えてもらう時に、
先輩AさんはAさんの観点からAさんのやり方を教えます。
そして、先輩BさんはBさんの観点からBさんのやり方で教えます。
全く誰からも何一つ教えてもらわず、
仕事をすることは無いと思います。
必ず、先にその仕事についている人から教えてもらいます。
それが、『観点の他発』です。
③観点の他発性の問題
では、『観点の他発性』が生み出す問題とは何でしょうか?
先ほど書いたように、
始めての仕事場で、仕事のやり方を教えてもらう時に、
先輩AさんはAさんの観点からAさんのやり方を教えます。
そして、先輩BさんはBさんの観点からBさんのやり方で教えます。
同じことを教えるのでも、先輩Aさんと先輩Bさんでは、観点が違うので、
言いたい目的や本質をつかむまでは、やり方が全く違うと、
一体どちらが正しいやり方なのか分からなくなってしまい、
教えてもらう側は、混乱してしまう事が良くあります。
だから、本質や目的をつかめないと、
現象が変わっても、目的に沿ったやり方を選択できないため、
先輩から、違うと言われたりすと、
何が一体正しいのか分からなくなってしまうため、
自分の判断に自信がなくなっていきます。
そして、常に他人の作った観点で生きているので、
なぜそれが必要なのか?など、深く追及されると、
答えることができないため、
とても浅い理解や判断をしやすくなります。
観点の自発性、他発性のどちらかに固定されると、
問題が起こりやすくなります。
だから、『悩みの根本原因』を知る事が必要です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。