『無』の世界『0=∞=1』~新技術nTechを活用したLife Styleの提案~

『無』の世界『0=∞=1』を、nTech(認識技術)を使って活用応用した生き方やnTech(認識技術)とは何かをわかりやすくご紹介します。

実は明治時代からグリーン組織は実在していた!!

ご訪問ありがとうございます。

『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として
活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。

今日は、以前からずっと観たかった
『海賊と呼ばれた男』を観ました。

f:id:kou_shinsekairoute:20190714233527j:plain

その感想を書こうと思います。

今朝、久しぶりに『Teal組織』の本を読み、
その内容とすごく今回のこの映画が
オーバーラップする部分がありました。

既にこの時代から、
この映画のモデルになっている、出光興産は、
グリーン組織の実践をしていたことに驚きました。

そのキーワードは、『大家族主義』です。

出光興産創業者の出光佐三は、
「会社経営は大家族と同じである」
との信念に基づく経営を行い、
出勤簿なし、タイムカードなし、
クビなし、定年なし、という徹底ぶりを貫いたそうです。

この根底には、社員1人、1人に対して、
絶大の信頼と愛情がないと実践は難しいと思いました。

しかも、何度も会社が倒産するかどうかの瀬戸際の中、
先見の明と決断、そして、どんなに周りから
誹謗・中傷をされたとしても、
自分の信念を貫いて、
今までにない全く新しいチャレンジを実践することが、
本当にすごいと思いました。

そんな経営者である佐三氏は、
社員から「店主」と呼ばれ、
生涯愛されていたそうです。

その事を物語るエピソードが、
色んな所で映画で描かれていました。

『士魂商才』という言葉が、
お店の中に置いてありましたが、
この言葉そのままを実践されている方だと感じました。

意味は、
武士の精神と商人としての抜け目ない才能とを
併せもっていること

映画を観た後に、実際に出光で働いていた方の
お話を聞くことができました。

色んな話をしてくださいましたが、
一番心に残っているのは、
「いち平社員の自分にも、
大事な仕事を責任もって任されるから、
本当に仕事が楽しくて、楽しくて仕方がなかった」
という言葉でした。

言葉ではチャレンジさせた方が良いと言っても、
重要なことほど、現場でチャレンジさせることは、
何があってもフォローするという責任意識
相手を信頼しきるという決断が無いと、
実践することは、中々難しいと思います。

その事を物語るエピソードも、
映画の中にちりばめられているなと感じました。

その中で印象深かった1つが、
最初の辺りのシーンで、
佐三氏の無限の可能性と先見の明を観れる人物だと、
心の底から信頼し、自分の家を売ってまで投資をされた、
近藤正臣が演じる木田章太郎という人物が、
主人公の国岡鐡造に言った言葉を、
後年、本当に石油をどこからも輸入できなくなるという
危機的状況のシーンで、社員に伝えていたところでした。

自分だけが何とか助かる道ではなく、

「もう本当にだめなら、みんなで一緒に乞食になろう」

この言葉を言える根底にあるのが、
佐三氏の一番の根底にある『人間尊重』ということを、
本当の意味で実践されていたし、それが浸透していた企業だったのだと、
今日の映画と話を聞いて感じました。

今の日本が、外国から普通に輸入できるのも、
1953年(昭和28年)5月9日 に起こった
『イラン石油輸入日章丸事件を起こした
出光興産がなければ、今のエネルギーの主流を担う石油は、
一体どうなっていたのだろう思います。

www.news-postseven.com

そこには、
佐三氏の日本の未来を思う心と、決断からくる実践、
そして、先人たちの偉大な決死の覚悟が、
日本とイランも救済していったのだと感じました。

まだまだ知らない明治から昭和にかけての
先人たちの偉大な歴史があるのだと、
改めて感じた作品でした。

偉大な事を成し遂げる人は、
やはり通常ではないのだと、あたらめて感じました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。