『無』の世界『0=∞=1』~新技術nTechを活用したLife Styleの提案~

『無』の世界『0=∞=1』を、nTech(認識技術)を使って活用応用した生き方やnTech(認識技術)とは何かをわかりやすくご紹介します。

観点の問題 職場編【不完全性/完全性】

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『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として

活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。

先日のblogで、無意識の『固定観点』が生まれる仕組みについて書きました。

詳しくはこちら

kou-shinsekairoute.hatenablog.com

①観点の問題全体象

 観点が生み出す問題は大きく6つ対称性であります。

1.非認知/認知
2.異質性/同質性
3.固定性/流動性
4.自発性/他発性
5.否定/肯定
6.不完全性/完全性

 

今日は、5番目の観点の問題の『不完全性』『完全性』について、
書こうと思います。

②職場である観点の不完全性について

観点の『不完全性』は、何かというと、
脳科学の世界でも言われている話ですが、
そもそも人間の五感覚自体が、
すべての情報をインプットできる機能を持っていません。

だから、実は私たちの五感覚は、不完全なのです。

不完全な観点を持って生きているので、
深く追及していくと、
今まで信頼していた判断自体が、
実は判断の根拠が危うかったという事にもつながります。

詳しくは、また脳の機能と一緒に書きたいと思います。

その不完全で部分的な情報だけをキャッチして、
私たちはいつも、日常を過ごしています。

③観点の不完全性の問題

では、『観点の不完全性』が生み出す問題とは何でしょうか?

先ほど書いたように、私たちは部分的な情報データしか、
インプットすることができない脳を持っています。

そして、部分的なデーターをすべての様に受け取り、
判断し、行動していきます。

例えば、相手の話を聞いても、
一部分しか受け取ることができないため、
常に相手の伝えたい事すべて受け取ることは難しいです。

これは、実際あった話ですが、
職場でとても仲の良いAさんとBさんがいました。

ある朝の時間に、
AさんがBさんに「おはよ~。」と挨拶をしました。

そして、Bさんは、Aさんをちょっとからかうように返答しました。

すると、いつもなら笑って返すAさんの表情が曇り、
BさんもそのAさんの表情を見て、
「あれ?!いつもと違うな?」と思いましたが、
そんなに大したことではないだろうと思い、その場は流しました。

そして、休憩時間の出来事です。
AさんとAさんと仲の良い職場の人たち何人かが、
Aさんを囲んで、朝のBさんとのやりとりの出来事で、
心が傷ついているAさんを慰めていました。

その後、2人の関係がどうなったのかというと、
Bさんは、何でそこまでAさんが傷ついたのか分からず、
どう接していいのか分からなくなり、
AさんもBさんに対して話しかけることもなくなり、
だんだんお互い疎遠になっていき、
結局、いつも一緒に仲良くしていた2人の関係は、
終わってしまいました。

出来事としては、とても些細な事ですが、
本当に些細な事から、人間関係がおかしくなっていくことは、
よくある話です。

では、Bさんが悪かったのでしょうか?
それとも、Bさんが悪かったのでしょうか?

本質を追及していくと、どちらも悪いわけではありません。

Aさんは、Bさんにからかわれた事が、
自分の過去の体験で嫌な思いをしたことと、
オーバーラップしてしまい、
朝の出来事の一部分のみを取って、
過去の嫌な体験をした思いとBさんをリンクさせてしまい、
Bさんに嫌がらせされたと勝手に思い込み
そして、Bさんの事が嫌いになり、仲良くしない選択をしていきました。

だけど、Aさんは、BさんがAさんをなぜあの時からかったのか?
その理由は聞ていません。

そして、Bさんも自分の観点からは、そんなに意地悪をしたわけでもないのに、
なぜ、Aさんが自分を避けるような態度を取ってしまったのか、
理由を聞くこともなく、Aさんの態度の一部分だけを取り
自分はAさんから嫌われてしまったと判断し、
話しかけにくい雰囲気になってしまい、
Bさんも、どんどんAさんに対して疎遠になっていきました。

本当に、些細な出来事ですが、
相手のすべてを理解して判断するのではなく、
一時の部分的なデータだけで、
自分の中で勝手に結論をだして判断し、
人間関係を悪化させていきます。

本当は、ボタンの掛け違えの様に、
実は、お互いの不完全な観点が働いて起こっている出来事なので、
修復できるはずなのに、修復する事をあきらめてしまいます。

これでは、本当に心から信頼できる
人間関係を築くことは難しいです。

 

④職場である観点の完全性について

観点の『完全性性』は、自分の観点が完全だと思っていることです。

だから、相手の観点を受け入れるより、
自分の観点の方が絶対に良いと思い、相手に押し付けたりします。

そして、相手から傲慢と思われたりします。

職場で言うと、
常識やルール、成功体験、社長や上司が言ったことなどは、
この完全性になりやすいです。

③観点の完全性の問題

では、『観点の完全性』が生み出す問題とは何でしょうか?

例えば、
世代間の考え方のギャップで、新入社員など若い世代の人に、
物事を教えるときに、自分が言わなくても分かるよね的な、
今まで自分が当たり前や常識だと思っていたことも口に出さないと、
新人に伝わらなかったり、
伝えてもきちんと伝わらない事はないでしょうか?

そういう事が、この『観点の完全性』に該当します。

生まれた世代が違うと、一つの物事のとらえ方も全く違います。

例えば、
バブル世代などの幼少期に不況のあおりを受けていない世代は、
「一生懸命頑張ることが良い事」と思っている人は、
多いのではないでしょうか?

地道に一生懸命頑張れば、いつかは周りが認めてくれる
結果や成果がでる

だから、「努力することが良い事」と思っている人は多いと思います。

一方、さとり世代の若者は、
バブルが崩壊した後に幼少期を過ごしているので、
高望みをせず、過程よりも結果を重視して合理的に動くので、
ハングリー精神や意欲がバブル世代の人からみたら、
感じにくいのではないでしょうか?

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そのさとり世代の新入社員に対して、
自分たちが良いと思っている観点を押し付けて、
「もっと努力したらよくなるよ」
「もっと意欲を見せたら周りが認めてくれるようになるから」
と言ったとしても、

さとり世代の若者は高望み欲が薄く、打たれ弱い特徴があるので、
先輩として、良かれと思い、アドバイスで言ったとしても、
「否定された」「別にそこまで望んでないし。。。」
という風に思いやすいです。

そして、自分のアドバイス通りにできない場合、
「やっぱりさとり世代は、忍耐力が無いな。。。」と、
相手の立ち場や状況を理解せず、
自分の判断基準で勝手に判断を下します。

こうなると、いつまでたっても、
良い上司と部下の関係を築くことができません。

同じ時代に生きていても、
さとり世代と言われる若者い方たちと、
バブル世代の方たちは、考え方や生き方が全く違います。

 

なぜそんなに価値観、考え方、生き方が違うのでしょうか?
詳しくは、また書きたいと思います。

 

人間は、無意識で自分の観点が完全だと思い込んでいます。
だから、その観点を信頼して、判断し、行動しています。

自分の観点に常に疑いを持っていたら、
何もすることができなくなります。

常に、相手の観点に立てる様になる、
『立場チェンジ能力』を身に付けれるようにならないと、
この世代間のギャップを埋めることは本当に難しいです。

そのぐらい、集団で無意識に培ってきた、『各世代の観点』なので、
中々気づきにくいです。

だからこそ、
『悩みの根本原因』を分かることが必要です。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。