『無』の世界『0=∞=1』~新技術nTechを活用したLife Styleの提案~

『無』の世界『0=∞=1』を、nTech(認識技術)を使って活用応用した生き方やnTech(認識技術)とは何かをわかりやすくご紹介します。

西野亮廣さん講演会② ~本質を追及・細分化し向き合うこと~

ご訪問ありがとうございます。

『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として
活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。

今日は、先日参加した『inochi学生未来フォーラム2019』
というイベント内で、西野亮廣さんの講演を聞き
とても参考になったので、昨日の続きをシェアしたいと思います。

昨日のblogは、こちらです。
kou-shinsekairoute.hatenablog.com

昨日は、
①今は、どんな事が求められているか
②質のイメージの変化
についてお話をされていたことと、
私の感想を書きました。

そして、今日はのこりの2つの項目をしたいと思います。

③競技を作った人がNo.1になる

この話は、マーケティング一番大事な事だと
お話を聞いて思いました。

西野さんがある時、サンマ御殿に出た時に思ったことが、
「いくら自分が視聴率を頑張って上げたとしても、
さんまさんの寿命を延ばすだけで、<
1番にはなれない」と思ったそうです。

それは、同じ競技内で競争に参加している時点で、
No.1には絶対になれないです。と言い切ってました。

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Photo by Quino Al on Unsplash

確かに、新しいマーケット(競技)を作った人が、
ルールや仕組みを決定していくので、
その分野ではNo.1になれると思いました。

そして、西野さんが
絵本描きになる時に決めた事があるそうです。

それは、
「絵本作家の競争には参加しない」という事でした。

では、どのようにして、
競争に参加しないようにしたのかというと、
世界中の絵本作家に勝っているところを探したそうです。

まさに、
マーケティングをする上で作成する、
ポジショニングマップで、
誰もまだ出来ていない分野を探すこと
絵本の分野でされたのだと思いました。

今は、当たり前の文化になっている珈琲文化の
新しいマーケットを拓いた、スタバやコンビニは、
これをかなり徹底して戦略を立てて実践したそうです。

参考資料
atfnagano.co.jp

では、どんなことを発見したのかと言うと、
「1つの作品を作ることに時間をかけられる」
通常の絵本作家が専業家の人の場合は、
締切があるから、期限が決められている。
ページ数は決められている。
期限内に完成しないとギャラが入らない
=生活が厳しくなる

しかし、西野さんは、
複業家だから、絵本の売上が無くても生きていける。
だから、4.5年かけて絵本を作るとこが出来ることが、
自分の強みだと思ったそうです。
そして、ページ数も多くしたそうです。

通常は、そんなことをしたら、
コスパの悪い絵本になるけど、
あえてそれを作ることにしたそうです。

これが、複業家と専業家の
大きな違いだと思います。

だから、西野さんの本でも書いてありますが、
本当にやりたいことがあるなら、
1つの仕事でお金を稼ぐのではなく、
複業をすることで、本当にやりたいことができると、
推奨されています。

④どうやったら売れるのかと向き合うこと

そして、もうひとつのエピソードで、
なるほど!と思ったことが、

「どうやったら売れるのかと向き合った」
そうです。

その中で、
「売れてる人」「売れてない人」がいます。
その2つに分けているものが何かを、
買う側から考えてみたそうです。

その為に、西野さん自身が
「買っているもの」「買って無いもの」
リストアップしたそうです。

例えば、本やCDなどは、買って無い。
水は買っている。
リストアップして見えてきたものは、
「生きる上で必要かどうか」
だったそうです。

しかし、
絵本作品は、生活必需品ではない。
生活必需品ではないものに、
どんなものを買っているか、その後検証したそうです。

例えば、西野さんは
シンガポールでモアライオンを買ったり、
京都で御用の提灯を買ったそうです。
これって、特に買わなくても良いものだけど、
何故買おうと思ったのかを考えた時に、
至った結論が、

「作品にはお金を出さないけど、
 思い出にはお金を出す」という事でした。

そして、ここで終わらず、
更に追及したそうです。
それは、「人類は、なぜお土産にお金を出すのか?」

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Photo by Stephen Mayes on Unsplash

その事で2つの発見があったそうです。

チェックピンク1つ目 お土産とは
その時の思い出を思い出すスイッチ、装置。

チェックピンク2つ目 お土産とは
自分のポジションを守るための装置。

これは、例えば、
会社内の人に手土産を渡したり、
親戚に手土産を渡すことがありますよね。
そうすると、相手にどんな印象になるのかというと、
「気の利く人と認識される」
と思ったそうです。

だから、西野さんは
「絵本をお土産化してしまえば良い」
と思いついたそうです。

そして、
絵本の原画の貸し出しを無料にして、
その代わりに主催者の方たちに、
必ず、個展会場の原画展の入口で、
絵本を売ってもらうようにお願いしたそうです。

それは、絵本をお土産になるようにすることで、
確実に売れるマーケットを作ったそうです。

この話を聞いて、主催者にも作家にも
お互いWin-Winできる素晴らしい仕組みだと思いました。

だから、
「人がどういう所にお金を落とす習性を持っているのか」
これを研究したら良いそうです。

機能で差別化が図れなくなった時代

最後に話されていたのは、
「技術や情報は、全人類の共有財産になった」
このことで、20年前との違いは、
昔は、高くてまずいラーメン屋があったけど、
情報のコピーをされやすくなったから、

どのラーメン屋に行っても美味しくなり、
どの電気屋に行っても、ほぼ同じ値段。
だから、
あらゆるものの質が向上したそうです。

それは、提供するサービス、
値段が均一化される時代に入りました。

だから、
美味しいラーメンでは、お客は呼べなくなり、
機能で差別化が図れなくなった時代に入った
という事です。 

店を選ぶ時は、機能検索ではなく、
人で検索する時代に入ったので、
◯◯さんを応援したいというぐらい、
今の時代は、信用が大事です。
と話されていました。

この講演会の話の結論は、
1.嘘つくのはやめましょう
2.自分が発信したい事と、人が求めている事は違う
この事に本気で向き合っていくのが大事です。

だから、目の前の人の事を大事にして下さい。
ということを話されてました。

出版された本の中でも
話されている内容もあると思いますが、
これだけ社会に影響を与えているのは、
すごく着眼点が斬新だし、
ある意味、デザイナーで一世を風靡された、
佐藤可士和さんを思わせる考え方だと思いました。
webdesignmagazine.net

ひとつの事を細分化させて、
Needsの本質を探っていくことは、
凄く重要だと思いました。

今後の参考にしていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。