S.ジョブスの経営哲学のルーツ
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『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として
活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。
久しぶりに物を整理していて、
昔買った『クーリエ・ジャポン』という雑誌を読んでいて、
注目した記事がありました。
スティーブン.ジョブスの経営哲学のルーツは、
「禅の教え」と「ソニーの創業時の情熱」
という内容でした。
某米紙記者の分析によれば、
S.ジョブス氏の経営哲学のルーツは、
「日本から強い影響を受けています」
これは、結構有名な話ですよね。
そして、ジョブズは、
足し算より引き算を重視していて、
「切り捨てることでより多くを表現する」
これが彼の中核をなす能力だそうです。
確かに、
体重を増やすのは簡単だけど、ダイエットが難しいように、
足し算より、引き算の方が難しいです。
ここ数年は、断捨離も流行ってますけど、
断捨離もある意味技術ですものね。
昔、ジョブスは、禅を学んだことがあり
「間」という日本の美学の柱の概念と出会い、
それが、彼の中核になったんだそうです。
そして、その概念は、
ソニーの創業者井深大氏が創った、
企業精神とも似ているそうです。
ちなみに、ソニーの設立趣意書の精神とは、
「他社ノ追随ヲ
絶対許サザル境地ニ独自ナル」
これを表すソニーのエピソードがあるので、
ご紹介したいと思います。
こだわりが生んだ成功!
60年代の日本のテレビ市場は、
カラーTV の市場シェアが3%から25%へと急増。
そんな中、ソニーはカラーTV を作らない
数少ない電気メーカーでした。
そして周りは、
「この市場に入らなければ、市場シェアを奪われますよ」
と忠告したが、井深氏は
「自分たちは高級技術製品しか作らない。
画期的な技術しか使わない」と言って拒みました。
その結果、競合との争いで後手に回り、
経済的に追い詰められたが、
67年、ニュートリニトロンカラーTVが、
競合製品より25%明るかったので、
その後、四半世紀も売れ続けるヒットになりました。
昔のソニーは、市場があるから、
ありきたりの製品を作ることはせず、
真に革命的なイノベーションに到達するまで我慢し、
それを最高のデザインと組み合わせて、
長期の利益を得ていた。
しかし、悲しいことに、ここ20年でソニー流は、
あの会社から消えてしまった。
ソニーが見失ったもの
それは「間」なのだろう。
(クーリエ・ジャポンより抜粋)
この記事を読んで、
S.ジョブス氏の経営哲学に、似ている感じがしました。
そして、昔から思っていたけれど、
アップル社の製品ってデザイン的にも、
コンテンツも無駄がなく、
本当に洗礼されている感じがしていたのは、
根底の概念に、
日本の精神「間」があったからなんですね。
今、私はWindowsになってますが、
昔は、私もMac派だったので、
Macの当初の呼び名、Macintoshの時代に、
これは、すごい道具だぁ~って感動してしまい、
私の人生の方向性を変えるきっかけになった
道具になったことを思い出しました。
本当に、「Simple is Best」という言葉が、
Macには、良く似合うなと思います。
日本の『間』の文化は、
すごい影響力を持ってますね。
そんな日本に産まれた私たちだからこそ、
もっと自分たちの国の良さや価値を見直して、
誇りとプライドを持つ事は大事だと、
より感じた時間でした。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。