人の話を聞くことができない原因 その② 【原因と仕組み】
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『無』を活用した宇宙一美しい奇跡の数式『0=∞=1』を認識技術として
活用応用した尊厳ある生き方や認識技術とは何かをわかりやすくご紹介するblogです。
『観点のAll Zero化』について、
コミュニケーションの話とつなげて書いています。
今日は、その続きです。
昨日は、コミュニケーションの基本スタイルは、
人間は、常に『自分の観点』に固定されたまま、
相手の話を聞いてしまうのが通常スタイルです。
そこには、相手の話を聞く事ができない原因があるので、
本当の意味で相手の伝えたい事を100%受け取る事が難しいです。
ということを、例え話を使って書きました。
詳しくは、昨日のblogをみてください。
kou-shinsekairoute.hatenablog.com
①相手の話を聞くことができない原因とは
美味しいオレンジジュースをBさんにあげたはずなのに、
Bさんは、なぜ「まずい」と言ったのでしょうか?
Bさんはオレンジジュースが嫌いなわけでも、
味のセンスがないわけでもありません。
実はここに、相手の話を100%受け取ることが出来ない、
原因が隠れています。
一体どういうことでしょうか?
実は、Bさんのコップは『何も入ってない空っぽのコップ』ではなく、
『コーヒーが入ったコップの中に、
オレンジジュースを入れてしまったのです』
想像してみてください。
コーヒーとオレンジジュースが混ざると、
純粋にオレンジジュースを美味しく味わうことができないですね。
それをBさんは気付かずに飲んでしまい、
「まずい」という発言が出ました。
通常こんなことはあまりありませんが、
これが、相手の話を聞くことができない原因とつながります。
②相手の話が聞くことができない仕組み
一体、どんな仕組みが働いているのかというと、
私達は通常、相手の話を聞く時に、
相手の話を友人Aさんの様に『空っぽの器』の中に、
そのまま受け容れるわけではなく、
もうすでに『何かが入っている器の状態』で、
人の話を聞くのが通常のコミュニケーションスタイルになっています。
この『何かが入っている器』の中身が何かというと、
下図の、人間の認識表現体系と繋がります。
※コミュニケーション革命から抜粋
表情・言葉・行動の中には、
考え・感情・イメージ・エネルギーがあります。
そして、その根底には、自分の観点(アイデンティティ)があります。
これが、コーヒーが入ったままの状態です。
観点(アイデンティティ)のイメージ
ちなみに、観点(アイデンティティ)とは、
『自分自身をどう思うのか』という意味です。
『自分自身をどう思うのか』というのが、どういうことかと言うと、
例えば、
「頑張ってね」という言葉を相手にかけられると、
やる気がさらに出る人とプレッシャーやストレスを感じる人に分かれます。
この受け取りの違いが、観点(アイデンティティ)につながります。
やる気が出る人は、
「相手に必要とされたい自分」という観点が働き、
今まで以上にもっと頑張ろう!とやる気が出てきます。
一方、プレッシャーやストレスを感じる人は、
「何をやっても出来ない自分」という観点が働き、
言われた相手に、今のままではダメと言われている気持ちになり、
これ以上もっと頑張れっていうの?!ひどい!!
どうせ、私なんて何をやっても出来ないし。。。
という風に、自己否定か相手を否定します。
だから、相手の話を聞いているようで、
自己流に勝手に受け取ってしまうので、
実は、100%相手の話は聞けていません。
③どうすれば相手の話を聞くことができるのか
では、どうすれば相手の話を100%聞けるようになるでしょうか?
そのヒントが、『観点のAll Zero化』です。
どういう事かというと、
自分の考え、感情、イメージ、エネルギー、
そして、自分の観点に固定されず、そこからも自由になって、
相手の話を聞く事が出来た時に、
本当の意味で、相手の話が100%聞ける状態になります。
例えるなら、
相手の話を、〇や✖、正解・不正解、善・悪
で判断したり、相手を「〇〇だよね」という風に、決めつける事をせず、
相手の立場に100%なって、話を聞ける状態になる事です。
この事を『立場チェンジ能力』と言っています。
ちなみに、多角的に観るのとは意味が違います。
それは、固定された観点から自由になる事で、
『観点のAll Zero化』が可能になります。
よくAll Zero化というと、『観点を無くす』ことですか?
という事をおっしゃる方がいます。
自由の意味は、『無くす』のではなく、
『色んな観点を選択』もできるし、『観点自体を手放す』
こともできるのが、本当の自由です。
『観点をAll Zero化』するためには、
『観点』をAさんの観点からBさんの観点というように、
ただ移動出来るだけではなく、
『観点を次元上昇させる』事が必要になります。
では、『観点を次元上昇』させるとはどういう事でしょうか?
それについては、また書きたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。